デッキテラスの二世帯住宅は現在、確認検査機関の中間検査を終え内装工事が始まりました。中間検査は、構造上必要な筋交いやホールダウン金物を主にチェックします。
建築場所は川崎市川崎区の海の近くです。一般的に地盤が悪い地域で、設計中は住宅が敷地いっぱいに建っていて地盤調査ができず、地盤改良を行う事を前提に設計を進めていました。
既存の住宅を解体後、地盤調査を行ってみると、住宅が建つ以前に建っていたボーリング場のガラがたくさん埋まっていました。幸いにもそのガラが地盤改良と同じ役目を果たすため、構造設計者との相談のうえそのまま建築を進めました。
建築の配置を現場で確認する「縄張り」の際、地盤の試掘を行い、ガラを確認して地盤調査通りの地盤である事確認しました。
2月22日に基礎の配筋検査を行いました。基礎は1枚スラブのベタ基礎で、鉄筋が上下に100mmピッチに配筋されています。
建て方は3月8日の大安に行いました。柱の一部は、大きな軸力をうけるため集成材の柱を使用しています。