レコード収納展示したE邸の1年検査を行いました。家屋の外観を変えずに内部のみリフォームした計画です。完成後1年を過ぎましたがおおきな不備はなかったので安心しました。天井と壁との間に少しクラックがみられましたが、材料の収縮の違いで生じたものなので今回補修すれば大丈夫そうです。施主のEさんは快適に暮らしているそうです。レコード展示の部屋にシャンデリア風の照明器具がついていました。ネットオークションで見つけられたそうです。部屋の雰囲気にあっていていい感じでした。
カテゴリー: 08Record Library 住宅リフォーム
耐震リフォーム
EM邸のレコード収納
居間のレコード収納の整理を終えたとクライアントのEMさんより連絡がありました。そもそもの始まりはお持ちのレコードの収納を解決すること。どのように整理収納されたかとても楽しみにお邪魔しました。
玄関から入ると青い壁と鏡の廊下。状況劇場の「蛇姫」のポスターが最初に目に入ります。青い壁に原色のポスターがとても生えます。大胆に様々なポスターを展示されていました。
本棚、レコード棚には本、レコード、CDが整然と収納されていました。設計時、事務所の近所のレコード屋さん(DiskUnion)に何回も足を運んで棚の寸法を決めました。収納されたレコードやCDはマニアが見るとのどから手が出るようなものばかりです。(私ものどから手がでました)
柱に振り子時計がかかっていました。メンテナンスにとても手がかかるそうです。
脱衣コーナーのフックもなにげに良いです。
2階の寝室は日当たり、風通しもよくとても小屋組を現した天井でとても気持ちがよいそうです。ベッドが部屋の中央にドカッと置かれていました。
快適に住まわれていると聞きとても良かったです。
EM邸リフォームが完成しました
今まで天井内に隠れていた小屋組をあらわし、大きな空間の部屋が出来ました。設計時はH=2.4mで天井を仕上げる予定でしたが、現場で高い天井の部屋に変更しました。おおらかさを感じるすてきな部屋になりました。
赤と黒の水廻り
建て主のご希望で、浴室は黒いタイル、トイレは赤となりました。なかなかコントラストが強いのですが面白い出来です。他に廊下は深海の青、居間は黄色、寝室は白としています。
小屋組を残す2
既存の小屋組を残しました。小屋裏の様子を全て残したかったのですが、断熱材を入れ、小屋裏換気を出来る状態にしたうえでボードを張りました。骨格の骨組みは塗装をし、このまま表す予定です。一番高い部分で床より3.8mほどあり、きもちのよい部屋になりそうです。
現場は耐震補強もだいたい終わり、仕上げの段階になってきます。ただ新しくしても面白みがないので、古い良さをどう出してゆくか思案するところです。
既存の小屋組を残す
2階の天井を解体したところきれいな小屋組が現れました。H=2.4mで天井をつくる予定でしたが、この小屋組をつぶす手はないので、天井を屋根なりに高くするように急遽変更したらと考えています。リフォームはこうした予期せぬ発見がから面白い。
リフォーム工事をしている”(有)東京大助”の玉田大次郎 氏です。よくリフォーム工事をお願いします。いつも低コストで施工を請負ってくれます。以前は家具製作にたづさわっていたそうで、デリケートなこともこなしてくれます。また本人の方からいろいろなことを提案してくれる面白い方です。小屋組を残すことについて彼から申し出て来ました。コストを顧みず積極的です。
リフォームE邸 内装解体
先週末に1階のリフォームをする和室と洋室を解体しました。
増築増築を重ねている住宅です。もとは平屋だったようですが2階をおかぐらでのせ下屋を出しています。西側は別に2階建ての増築を行っています。
設計中想定していた状態よりも構造上好ましくない状態でした。背の高い梁を低い梁で受けていたり(普通は逆です)、柱が想定以上に削り込まれていたりしています。ある程度の補強材は見込んで予算を組んだので、増額にならないようにやりくりしています。リフォームの工事は予期せぬことがあるので設計者としてはおもしろいところです。予期せぬことは仕上げの要素として利用しようと思っています。
欠損の激しい柱を交換したり、梁を補強したり、床の剛性を高めたりしながら臨機応変に現場の状況に対応して耐震補強を行っていきます。
右の写真のように大きな梁を小さな梁で受けています。
→梁を補強し金物で柱と接合しました。
まず構造をしっかり押さえ耐震を万全にした上内装に進む予定です。
工事着工します
練馬区のE氏の住宅リフォーム工事を着工します。現在のお宅は何度も増築を重ね、耐震上大きな問題がありました。まず耐震診断をした上で必要な補強を行い、部屋の各所を新たにつくり直します。その際、1階の和室と居間を一つの空間にし、E氏がお持ちの大量のレコードを展示できるレコードスタジオのような部屋にすることになりました。これから現在のお住まい内部の解体をおこないますが、そのとき発見する「何か」を付け加えてリフォームを進めたいと思っています。解体が楽しみです。